密林に眠り続けていたアンコール・ワット

カンボジアで最も有名なアンコール・ワットは12世紀前半、スールヤウ゛ァルマン2世が創建したと言われている。
今でこそ、カンボジアの国旗にもなるほど有名な世界文化遺産だが、実はこのアンコール・ワット約150年前まで存在すら知られておらず、密林の奥で息を潜めて眠っていた。
発見したのはフランス人博物学者アンリ・ムオである。
アンコール・ワットは不思議な空気の中に建っている。
実物を見てみれば、あまりの大きさに、150年前まで見つからなかったことの方が不思議に思えてならない。
アンコール・ワットは見る場所により姿を変える。
参道から内部に入るまでだけでも、中央祠堂群が姿を消したり現したりする。
注意深く見ながら前へ進んでいくようにしよう。
この、見え隠れする構造も計算して建てられているというから驚かされる。
途中にある池には、蓮の花が咲き水面に反射するアンコール・ワットは見事である。

また、このアンコール・ワットの背中から、昇る朝日は素晴らしい感動を与えてくれることで有名。
朝日の時間に合わせて観光に来る観光客も多い。
残念ながら私が訪れた日は快晴ではなく、期待したサンライズは見ることができなかった。
だが、なんとも言えない神秘的な朝日を見ることができた。

雨さえ降らなければいろいろな表情のアンコール・ワットに出会えるでしょう。